この記事を読むメリット
・フリーランスエンジニアに実は潜んでいるリスクがわかる
・そのリスクの対処法がわかる
・老後破産を防げる
フリーランスエンジニアが知っておくべきリスクとその対策Top5
1位:収入が不安定
フリーランスエンジニアは急に収入が途絶える可能性があります。
プロジェクトの終了や、対応できるタスクの全完了、自分自身の力不足などが主な原因です。
数ヶ月の契約であっても、急遽打ち切られることもあります。
次の案件がすぐに決まる保証もありません。
次に決まった案件の条件次第では、1ヶ月だけ暇になるということもあります。
そんな時に「来月の生活費がない!」というのは大問題です。
焦って案件を探してしまうと、条件の悪い案件を掴んでしまいがちです。
【対策】
最低でも3ヶ月、できれば1年分の生活費の貯金は用意しておきましょう。
2位:キャリアの停滞
フリーランスエンジニアになると、キャリアやスキルが伸び悩むことがあります。
技術力を「広げる」よりも「深める」ことを求められるからです。
正社員エンジニアであれば、育成を前提に配属されることがあります。
触れたことのない技術でも「教えてあげるから、勉強しながらやってみよう!」と言ってもらえることが多いです。
フリーランスエンジニアは即戦力が求められることがほとんどです。
新しい技術に挑戦するよりも、得意な技術で貢献する機会の方が多いです。
故に、技術力が深く狭くなりがちです。
例えば、フロントエンドしか触ったことがないエンジニアがいたとします。
その人が即戦力としてバックエンドに挑戦することはハードルが高すぎます。
【対策】
フリーランスになる前に、正社員で2年ほど働くことをおすすめします。
正社員のうちに「広く浅く」技術力を磨くことを心がけましょう。
3位:人脈を深めにくい
フリーランスエンジニアには同期、上司、部下がいません。
一緒に仕事をする人のほとんどがクライアント、つまりお客様です。
お互いに一線を引いて接することが多く、親密になりにくいのがデメリットです。
フリーランスにとって人脈はとても重要です。
友人や知人から、良い条件の案件を獲得できることも多いからです。
【対策】
交流会やランチ会などには積極的に参加するようにしましょう。
人脈の観点からは、フルリモート案件も避けるのが良いです。
4位:もらえる年金が少ない
フリーランスエンジニアは厚生年金に入れず、国民年金に入ります。
国民年金の受給額は6.6万円程度です。
男性の厚生年金受給は平均16万円と比較すると、かなりの少額です。
65歳以上の単身無職世帯は月々の平均消費支出額が14万円です。
年金以外に、自分で資産を築いておくことは必須です。
【対策】
個人型確定拠出年金(iDeCo)を利用しましょう。
年金の足しになるだけでなく、大きな節税効果もあります。
5位:退職金がない
フリーランスエンジニアは退職金がもらえません。
退職金の平均は約2000万円です。
正社員の方と比較すると、大きな差があることを知っておきましょう。
先ほどの年金の話と通じますが、自分で資産を築く必要があります。
【対策】
NISAを利用しましょう。
オールカントリーかS&P500を推奨します。
6位:雇用保険がない
フリーランスエンジニアは雇用保険に入れません。
会社都合の退職であっても、収入は途絶えてしまいます。
体や心の健康を崩してしまっても保証はありません。
【対策】
年収分の貯金をしておくことが理想です。
加えて体調管理も怠らないようにしましょう。