はじめに
実務経験のないうちは、「求人のどこを見れば良いか?」がわからないものです。
応募資格を満たしてる給料が高い求人になんとなくエントリーすると痛い目に遭います。
今回は求人の見るべき場所Top5についてご紹介します。
【記事の対象者】
・実務未経験者
・将来の収入やキャリアを早く確実に築きたい方
【記事の対象ではない方】
・実務経験者
・収入やキャリアよりも、サービス内容や働き方を重視したい方
求人の見るべき場所Top5
1位:応募資格の必須項目
まず求人を見る上で一番大切なポイントは「自分が獲得したい技術の経験が積めるか?」ということです。実際に働いてみると全然違う仕事を振られることは珍しくありません。
そこでみるべきは応募資格の「必須項目」です。
ここに書いてある技術の経験は、ほぼ確実に詰むことができます。
例えばReactの経験を積みたい場合の例です。
理想は「必須項目:React経験(独学可)」のような案件です。
(独学可)と書かれてなくても大丈夫です。
最初の連絡の段階で「実務は未経験ですが、独学はしています。」ということを伝えましょう。
自作のポートフォリオで、その実装力があることも示しましょう。
すると案外「未経験ですが、いいですよ」と内定が出ることが結構あるのです。
必須項目に書かれている技術は、ほぼ確実に経験を積める
2位:使用技術の数
たまに使用技術の数が異様に多い会社を目にします。
「Go, PHP, Ruby, Node, Python, Java」みたいな感じです。
こういう案件はお勧めできません。
求人にはGoやRubyなど人気の技術が並んでいるのに、
いざ面接を受けてみたら、「今はJava案件しかないんですよ」と言われることも多いのです。で、Javaの素晴らしさをプレゼンされるのです。
Javaは基本的に人気がない言語なので、それを大々的に求人に書くと人が集まらないのです。
使用技術が多ければ多いほど、アタリを引ける確率が下がります。
アタリしか入ってないガチャガチャを探しましょう。
3位:事業の内容
タイトルに「自社サービス〇〇を運営している会社です」と大きく書いてあり、
事業内容欄には「SESや受託もやってます」と小さく書いてある会社があります。
こういう会社はお勧めできないです。
大抵の場合、実務未経験で入ると人気のないSES案件や受託案件に配属されます。
人気のない技術の経験を積まされる可能性が高いです。
もちろん運よく希望通りの経験を積めることもありますが、
貴重な転職カードをギャンブルに使うことはおすすめできません。
IT業界には「自社開発は最高」みたいな偏見があります。
それを利用して、実態のない自社サービスをアピールする会社もあるのです。
特に未経験でSESに配属されると、スキルが伸び悩む可能性が高いです。
理由は周りにいるのが上司ではなく、お客様だからです。
4位:プロジェクトの数
歴史が長く、多くのプロジェクトを自社開発している会社にも注意しましょう。
中には、人気な言語で新規開発中のプロジェクトもあると思います。
不人気な言語で運用を続けてるだけの、自社サービスもある場合がほとんどです。
実務未経験の場合、大抵はこの不人気なプロジェクトに配属されるのです。
大手にこだわる方は特に注意が必要です。
5位:入社後の流れ
入社後の流れが、詳細に書いてある求人は安全です。
・入社後はまず1ヶ月の研修を受けていただきます。
・その後は上司のサポートを受けながら、〇〇の案件に参画し〇〇の言語で開発していただきます。
こんな感じが理想です。
入社後の流れが不透明で、面接で聞いてもにごされるような会社は避けた方が良いでしょう。
「自分がどんな案件に参画し、どの技術でどんなキャリアを積めるのか?」
それが確約されていることが理想です。
補足
「経験したい技術があるなら、面接で直接確認すれば良いのでは?」というのはお勧めできません。
「実績がない上に、自分の利益ばかり考えている」と思われてしまい、減点です。
加えて、応募者がそうであるように、面接官も自社に都合の良い話しかしないものです。
正確な情報が得られると、思わない方が良いでしょう。