はじめに
今回はフルリモートエンジニアと比較し、出社して働くことのメリット、デメリットを解説します。
自分に合った働き方探しの参考になれば幸いです。
出社エンジニアとは?
オフィスにオフラインで出社して働くエンジニアを指しています。
【比較される雇用形態】
フルリモートエンジニア:オフィスに出社せずに自宅で働くエンジニア
出社エンジニアのメリット
スキルアップしやすい
出社すると、わからないことがあった時に周りの人に聞きやすいです。
「わからないことがあったら〇〇さんに聞いて!」といった感じで、ワンランク上の仕事を任されやすいです。
フルリモートだと上司のサポートにも限界があるのです。
完全未経験分野へのフルリモートでの参入はハードルが高いです。
良質な人脈が獲得できる
出社すると気軽に同僚とランチに行くことができます。
こうした交流から、転職した際に新しい仕事の話につながることも多いです。
超高単価の求人は市場に出回らないです。
友人知人の紹介だけで、充足してしまうからです。
人生三代資産である友人が獲得できるのも大きなメリットです。
コミュニケーション能力があるという前提です。
仕事を進めやすい
テキストやオンラインミーティングでは伝わりきらない情報はあるものです。
これが起因して、営業やデザイナーなど他のパートナーとの認識がずれてしまうことがあります。
新人であれば特によく起こるものです。
出社すれば、これを防げる可能性が高いです。
上司だけ出社しない会社もあるので注意しましょう
モチベーションがコントロールしやすい
人は朝スーツに着替え、適度に歩くことで気持ちが仕事モードになるものです。
オフィスに入って人と挨拶すれば、休み明けでも気合が入るものです。
フルリモートだと起床後、寝巻きのままデスクで作業することもできてしまいます。
これはメリットのように見えて、デメリットなのです。
健康維持がしやすい
人は一日1時間歩くと健康的だと言われています。
10分でも良いので外の空気を吸って日光を浴びることも大切です。
このノルマは普通に出社していれば達成することができます。
フルリモートだと「気づいたら三日家から出てない!」なんてこともあるのです。
人と関われる
コロナ禍でほとんどの人が体感した事実として、人と関わらないことは辛いということです。
オンライン飲み会でも心は十分に満たされない方も多いです。
コロナ真っ只中だというのに居酒屋へ飲みに行く人もたくさんいました。
出社すれば、この欠点を解消することができます。
出社エンジニアのデメリット
ドキュメントが厳密に管理されていない会社が多い
リモートが全く導入されていない会社には少し注意が必要です。
重要な情報を口頭ベースでやり取りしてしまう会社が多いです。
「この件についてはどうなりました?」とまめな確認が必要になる場合があります。
「聞いてません」という言い訳は通用しません。
会社は学校ではありません。
教えてもらえなかったのは聞かなかったからです。
【対策】
一部リモートが導入されている会社を選ぶ。
時間的余裕が少ない
出社するには当然時間が必要です。
片道1時間かかる場合は、毎日2時間通勤時間が必要です。
フルリモートエンジニアに比べ、これだけ時間の損失があることを覚えておきましょう。
【対策】
なるべく会社の近くに住む。
出費が増える
外出するだけで、出費は増えてしまうものです。
自炊よりも外食の方が値段は高くつくので、昼食代がかさみます。
仕事終わりはついコンビニに寄ったり、自販機を使ってしまうものです。
フリーランスなら交通費も全額自己負担です。
【対策】
弁当や水筒の持参で軽減することは可能です。
この場合はお金よりも時間がかかるので注意が必要です。
出社ストレスが生まれる
・時間通りに起床して家を出なければいけない
・満員電車に乗らなければいけない
・スーツの着用義務がある
などの出社ストレスが生まれることはデメリットです。
これは会社によって大きく異なるので、入社前の確認が必要です。
【対策】
出社ストレスが低い会社を選びましょう。
フレックスタイムや一部リモート、服装自由の会社はたくさんあります。
出社エンジニアにおすすめな人
実務未経験
実務未経験者はキャリアの初期で躓かないことが大切です。
出社した方が成長しやすいので、おすすめです。
仕事も進めやすいので、エンジニアという職業に挫折する可能性も下がります。
同じ場所にいることが苦手
同じ場所でずっと作業する人がとても苦手な人は一定数います。
フルリモートのストレスに耐えきれず、出社する方も意外といます。
人と関わることが好き
人と関われないことに強いストレスを感じる場合は、出社しましょう。
人間関係が劣悪な場合は退職しましょう。
自己管理が苦手
自分で自分をコントロールするのが苦手な人はたくさんいます。
オフィスではやらざるを得ない環境になるので、出社がお勧めです。
まとめ
・成長したいなら出社が一番
・十分なスキルやキャリアがあって、時間やお金に余裕を持って生活したい場合はフルリモートでもOK