はじめに
フリーランスエンジニア転職でありがちな5つの失敗をランキング形式でご紹介します。
これで効率よく転職活動を進めることができるはずです。
また今回は「フリーランス」に限定したお話であることにご注意ください。
フリーランスエンジニア転職でやってはいけないことTop5
1位:実務経験1年未満で転職活動を開始
エンジニアは「実務経験1年」の壁を超えた時に、市場価値が飛躍的に上がります。
逆に1年未満というレッテルは大きな足枷になるのです。
フリーランスは特に即戦力性が求められます。
「1年未満でいいよね」と考える会社はごく稀です。
実例を紹介します。
実務経験1年未満の時は、25万の正社員案件が全てお見送りだったエンジニアがいました。
実務経験1年を超えた瞬間に、50万のフリーランス案件が一瞬で決まったのです。
最低でも1年、できれば2年実務経験を積んでからフリーランスになりましょう
2位:1ヶ月前に案件を探し始める
契約終了になった場合は、次の現場を探す必要があります。
この時期間に余裕を持たず、1ヶ月切ってから探し始めるのはよくないです。
「1ヶ月以内に決めなければ収入が途絶える」という重圧がかかります。
結果条件の悪い案件に妥協してしまうことになります。
2ヶ月前に案件探しを始めれば、焦る必要がないのです。
高い条件で探し始め、「2週間ごとに決まらなかったら下げればいいよね」という余裕が生まれます。
自分の市場価値も正確に知ることができます。
2ヶ月前に高い条件の案件を探し始め、2週間ごとに下げていきましょう
3位:連続での短期間参画
「3~6ヶ月ごとに現場を変える」というのはあまりおすすめできないです。
現場を移動するたびに次の面接で不利になるからです。
「3~6ヶ月ごとに現場を変える」ことはエンジニアにとってはメリットがあります。
いろいろな技術に触れることで、市場価値が上がっていくからです。
「3~6ヶ月ごとに現場を変える」ことは会社にとっては不都合です。
短期間参画だとエンジニアのパフォーマンス効率が落ちるからです。
入社直後は、社内のツールやシステムに詳しくないため、パフォーマンスが悪いです。
退社直前は、引き継ぎなどの理由で大きな仕事は任せられません。
連続での短期間参画が続くと、「会社の利益よりも自分の利益を追求する人」というレッテルを貼られます。
「うちに入ってもすぐ辞めるんじゃないか?」と不安視されるのです。
結果として、面接で各現場を辞めた理由を追求されたり、面談オファーが減ったりするのです。
最低1年程度の参画を目標にしましょう
4位:エージェントを一つに絞る
エージェントは複数利用することを推奨します。
中にはポジショントークばかりを展開する悪徳エージェントもいるからです。
複数のエージェントを利用することで、「誰が本当のことを言っているか」を判断する材料が増えます。
よくある悪徳エージェントの例を紹介します。
①「あなたのポートフォリオや実績はとても素晴らしい!」と褒め、転職意欲を煽る
②「〇〇使える人ってたくさんいるので、高単価は難しいです」と言って弱気にさせる
③悪条件で転職させてマージン搾取
これがお決まりのパターンです。
実例を紹介します。
あるエンジニアはエージェントAで「あなたのスキルでは50万円の案件は不可能です」と言われました。
翌日エージェントBの紹介で65万円の案件が決まりました。
エージェントは最低3つは利用しましょう
5位:複数のエージェントを利用していることをアピール
複数エージェントを利用しているエンジニアはエージェントに敬遠されます。
せっかく頑張って案件を見つけても、他社に行ってしまうリスクがあるからです。
そうなると自社には1円も入ってこないのです。
自社しかエージェントを利用していないエンジニアが最優先されます。
多くのエージェントを利用しているエンジニアほど後回しです。
中には自社から他社のエージェントへ乗り換えたエンジニアを「ブラックリスト」として登録し、共有している会社もあります。
ブラックリスト入りを恐れる必要は全くありませんが、頭には入れておきましょう。
不必要に複数エージェントを利用していることは口外しないようにしましょう