はじめに
今回はフロントエンドフレームワークを学習するメリットについて解説します。
メリットを理解することで、それを活かせる書き方ができるようになります。
また、技術選定の参考になれば幸いです。
フロントエンドフレームワークとは
フロントエンド開発する際に、0から全てのファイルを作成するのは大変です。
フォルダの構成やコードのルールを決めて共有するのも手間がかかります。
そこで、フロントエンド開発する際の枠組みが生まれました。
これがフロントエンドフレームワークです。
開発者が本来かかなければならないコードやその他の手間を大幅に削減できます。
有名なのはvue, react, angularです。
Javascript三大フレームワークと呼ばれていたりします。
angularはすでに人気がなくなっており、vueもややその傾向があります。
今から学習するならreactがおすすめです。
フロントエンドフレームワークのメリット
保守性や可読性が高い
フレームワークが導入されていないアプリに参画する場合、最初に苦労することになります。
そのアプリにしかないルールや法則があるからです。
これはベテランであっても慣れるまである程度の時間が必要です。
フレームワークではディレクトリ構成やコードのルールがある程度決まっています。
そのルールは公式サイトですでに業界全体へ共有されています。
つまり入社したばかりの人でもフレームワークを知っていれば、すぐにキャッチアップできます。
アプリの詳細について知らなくても「このフォルダにあのファイルがあるだろうな」と予測ができるのです。
また、オリジナルライブラリなどを0から作成する必要はありません。
誰かの作ったオリジナルライブラリを0から覚える必要もありません。
よく使うようなライブラリはすでにフレームワークに入っているからです。
業界全体でルールの共有ができる。
フロントエンドとバックエンドの分業体制が可能
「画面を扱うフロントエンド」「データなどを扱うバックエンド」この二つを完全に切り離すことができるようになりました。これがフロントエンドフレームワークのメリットの一つです。
①画面側はフロントエンドフレームワークで開発
②非同期通信でバックエンドにデータを渡す
③データを受け取ったバックエンドがデータベースにデータを保存
これができるようになりました。
フロントエンドエンジニアはJavaScriptだけを触る。
バックエンドエンジニアはphpやrubyだけを触る。
フロントとバックの同時開発が可能になったので開発速度が上がります。
フロントエンドしか書けない人もたくさんいます。
バックエンドしか書けない人もたくさんいます。
彼らを雇えるようになるので、採用コストが下がります。
開発速度の加速と採用コストの削減ができる。
快適なUI/UXを提供可能
フロントエンドフレームワークの登場によってSPA開発が可能になりました。
SPAとはSingle Page Application(シングルページアプリケーション)の略です。
ページが変わるたびにページ全てを書き直さなくて良くなります。
一枚のページの上で、「必要なデータだけを取得し、必要な部分だけを書き換える」
これが可能になりました。
ネイティブアプリのようなスムーズな動きが可能になります。
ユーザーの満足度の向上が期待できます。
SPAによってサービスの品質が上がる。
まとめ
・より良いサービスが作れるようになる
・早く安全にサービス開発ができるようになる
・お金がかかりにくくなる
これがフロントエンドフレームワークを導入するメリットです。